11月29日に久留米の石橋美術館で開催中の「ちょっと気になる 絵の履歴」に行ってきました。 関連イベントとして「すごく気になる紙と文字の裏話」という祖父江慎さん(ブックデザイナー)と 株式会社竹尾の社員の方のトークイベントが行われた。※ちなみに竹尾というのは紙を専門に取り扱っている会社です。 どちらかというとこのトークイベントが聞きたくて行ったようなもの。 定員90名だったんだけれどすごい人がきていて130人くらいはいたんじゃなかろうか(もっとかも)席が足りず立ち見のひとたちもかなりいました。

祖父江慎さんを生でみたのははじめてだったけどメディアで見るイメージまんまで漫画のキャラクターのような個性的な方でした。 トーク前半は紙についての話。トーク後半は祖父江さんの最近デザインした夏目漱石「心」の装丁の話。 序盤は紙について色々な思い出話や苦労話を面白おかしく語っていくといった感じで これはこれで面白かったのだけれど僕が興味をそそられたのは後半。 「心」特装版の装丁を作り上げた熱が覚めていないからなのか祖父江さんのトークが後半に入り俄然勢いを増したように感じました。
なぜ題名を一般的に知れ渡っている「こころ」でなく「心」にしたのか。 昔の日本人の美意識の話。 装丁に描かれた骸骨の意味。文字の意味。 はたまた岩波書店の由来まで。 独特の喋り口調で語っていた。 気付けば終了予定時間を30分オーバー。いくらでも喋り続けられそうな熱量がすごい。 装丁一つ作るためにここまで調べるのか、、 祖父江慎さんというと奇抜な装丁のイメージが強かったんだけど、それを支える知識あってなんですね。
しっかり購入してかえった。じっくり読もうと思います。
