はじめに

Webサイトを作ろうとすると、必ず候補に挙がるのが WordPress(ワードプレス)です。

世界シェアNo.1の「CMS(コンテンツ管理システム=Webサイトの中身を管理する仕組み)」であり、数多くの企業や個人サイトがWordPressで作られています。

pulcostudioでもいままで100件近くのWordPressサイトを制作してきましたが、非常に優秀なCMSだと感じています。

一方で、近年利用者を増やしているのが Studio(スタジオ)です。 https://studio.design/ja

こちらは「ノーコードツール(プログラミングの知識がなくても操作できるサービス)」に分類され、コードを書かずにデザインから公開までできるのが特徴です。

過去にも様々なノーコードツールが存在していましたが検証した結果「やっぱり使いにくい」「汎用性がない」「自由度がない」などの理由で使用を見送ることが多かったです。しかしStudioは自分で使用してみた結果、十分使えるレベルに達しているサービスと感じたためご紹介することにしました。

この記事では、WordPressとStudioの違い をわかりやすく整理し、どんな人にどちらが向いているのかを解説します。

WordPressの特徴

WordPressは 自由度と拡張性 が最大の強みです。

  • 世界で最も使われているCMS:デザインのひな型(テーマ)や追加機能(プラグイン)が豊富。

  • 会員制サイト、ネットショップ、予約システムなども作れる:プラグインを組み合わせればほとんどのWeb機能を実装可能。

  • サーバー契約が必須:Webサイトを置く場所(レンタルサーバー)と住所にあたるドメインを自分で用意する必要がある。

  • 運用・保守が重要:プログラム更新(アップデート)やセキュリティ対策はユーザー自身が行う 

強み:とにかく自由。大規模サイトや特別な機能を必要とする場合に最適。
弱み:専門知識がない人には導入ハードルが高い。公開後も継続的な保守作業が必要。

Studioの特徴

Studiohttps://studio.design/ja 「誰でも直感的にサイトを作れる」 ことが最大の魅力です。

サーバー管理不要でStudio上で作って、そのまま公開できます。

  • デザイン操作がわかりやすい:イラスト作成ソフトのような感覚で、要素をドラッグして配置できる。

  • 日本発サービス:日本語対応・国内事例が豊富で安心。

  • SEO設定(検索で見つかりやすくする設定)やフォーム機能が最初から備わっている

強み:サイト公開までが早い。専門知識がなくても扱いやすい。
弱み:細かい機能の追加や特殊な仕組みには向かない。

Studioのメリット

1) 利用者目線のメリット

 

  • コード不要・直感操作
    専門知識がなくても「見たまま操作」でレイアウトできる。

  • アニメーション設定が豊富
    コンテンツをフェードインさせたりなどアニメーションも簡単に実装可能。フォントやカラーも日本語環境で違和感なく扱える。

  • すぐに公開できる
    サーバー契約・難しい設定が不要。アカウント登録後すぐに制作→公開が可能

2) ビジネス目線のメリット

  • 制作スピードの速さ
    WordPressで数週間かかるものが、Studioなら数日で公開できる。短納期案件や小規模案件に強い。

  • コストの予測が容易
    サーバーやプラグインの費用がばらつかず、月額制でわかりやすい。
    → 小規模事業者やスタートアップに安心感がある。

  • 国内市場に強い
    日本発サービスのため、国内事例・サポート・解説記事が豊富。ローカルビジネスや自治体案件にも導入しやすい。

3) 運用目線のメリット

  • メンテナンス不要
    サーバー管理・セキュリティ更新はすべてStudio側が行う。WordPressのように保守(定期的なアップデート、脆弱性が発見された場合の対策、バックアップなど)に気を使う必要がない。

  • CMS機能が標準搭載
    ブログ・お知らせ・メニューなどを管理画面から簡単に更新できる。
    → WordPressのようにプラグイン導入やカスタム投稿を設定する必要がない。

  • 安定した管理画面
    ブラウザだけで動作し、編集可能(ただしスマホからの編集はできない。今後に期待。)ソフトのインストールも不要。

  • 小規模サイトのSEOは十分
    基本的なSEO設定は揃っているため、ローカル検索・サービス紹介サイトなら問題ない。

WordPressとStudioの比較

項目 WordPress STUDIO
初期コスト サーバー契約・ドメイン取得が必要 無料で開始可能(商用利用や独自ドメインは有料プラン)
導入のしやすさ サーバー設定が必要で初心者には難しい ブラウザですぐにスタート可能
デザイン自由度 HTML/CSS/プラグイン次第で無限に広がる 見たまま操作できるが制約あり
機能拡張 プラグイン数十万点でほぼ何でも可能 外部サービス埋め込みで対応する程度
メンテナンス アップデートやセキュリティ対策必須 運営側が自動で管理してくれる
向いている人 中〜上級者、制作会社、大規模サイト 初心者、小規模事業主、フリーランス

Studioのデメリット

便利なStudioですが、注意しておきたい点もあります。

1) 拡張性が低い

  • 会員制サイトや本格的なネットショップは作れない。

  • WordPressなら「プラグイン」を追加すれば解決できるが、Studioにはその仕組みがない。

  • 高度なSEO対策が難しい。

2) データ移行が難しい

  • エクスポート機能がないためStudioで作ったサイトをWordPressや他サービスに移す場合、基本的に「作り直し」になる。

3) サービス依存が高い

  • サービスが終了したり料金が改定されると、その影響を受けざるを得ない。

4)有料プランが前提になりやすい

  • 独自ドメインで運用するには有料プラン必須。

  • 複数サイトを作る場合は月額費用がかさんでいく。

5)細かい調整ができない

  • 自由にコードを記述できるわけではないため実現できるデザインやアニメーションなどに一定の制約があります。※カスタムコードを使えば部分的に解決できるが更新性は落ちる

まとめ

  • WordPress:自由度が高く、大規模・特殊機能のあるサイトに強い。ただし専門知識や運用コストが必要。

  • Studio:直感的でスピーディ。初心者や小規模事業にはぴったり。ただし制約や依存リスクがある。

選び方の目安

小規模サイトであればStudioでのサイト制作は十分検討に値します。大規模サイト、デザイン的に非常に凝ったサイト、特殊な機能を実装する必要のあるサイトの場合はWordPressのほうが適しているでしょう。